北陸新幹線 9月23日から金沢と敦賀の区間で走行試験

来年3月の開業が予定されている北陸新幹線の金沢と敦賀の区間について、鉄道・運輸機構はことし9月23日から、新幹線車両を使った走行試験を始めると発表しました。
福井県に初めて新幹線の車両が走ることになります。

北陸新幹線の建設を担当する鉄道・運輸機構によりますと、金沢・敦賀間の試験走行は、ことし9月23日から12月9日までの間のうちの約40日間、新幹線の営業運転が終わった後の、夜間を中心に行うということです。
試験走行では、線路や信号などの設備が正しく機能するかを確認することが目的で、「イーストアイ」と呼ばれる試験用車両に加え、営業用の車両も使って行うことにしています。
序盤は時速30キロほどの低速で走行し、その後徐々に速度を上げて、最終的には、営業運転時の速度となる時速260キロで走行することにしています。
試験走行は、金沢と敦賀の全区間で行われますが、日によっては一部区間のみにとどまることもあるということです。
北陸新幹線は、基本計画が決まった1972年から50年あまりを経て、初めて福井県内を走行することになります。