食中毒リスク高まる 食品管理など徹底を

気温や湿度が高くなるこれからの時期は食中毒のリスクも高まるとして、県は予防のための食品の管理や調理方法を徹底するよう呼びかけています。

県は、最高気温が30度以上の日が3日以上続いた場合に食中毒への注意喚起を行ってきましたが、効果的な対策をとってもらおうとことしは7月から呼びかけを始めました。
具体的には手洗いや調理器具を使い分け食品に細菌を付着させないことや食品を室温で放置せず、冷蔵庫や冷凍庫で保存して細菌を増やさないこと、食材は十分加熱して細菌をやっつけることをあげています。
この時期は腸管出血性大腸菌やカンピロバクターなどによる食中毒が起きやすいことから肉を加熱する際は中心部の温度が75度で、1分間以上続けるよう呼びかけています。
また、県内ではことしに入ってから寄生虫のアニサキスによる食中毒が12件相次いでいて、県は、魚介類はマイナス20度で24時間以上冷凍するか、十分な加熱、それに細菌がつきやすい内臓を早めに取り除くよう呼びかけています。
県の医薬食品・衛生課は「温度管理されていない食品は食べないことやスーパーで購入した食べ物はできるだけ早く持ち帰るなど食品の温度管理の意識を徹底してほしい」と呼びかけています。