県内の観光地と名古屋を結ぶ高速バスの実証実験始まる

名古屋から東尋坊やあわら温泉に向かう観光客がどれだけ高速バスを利用するか、需要を確かめる実証実験が始まることになりました。

この実証実験は、新型コロナの影響で落ち込んだ観光需要の動向を探ろうと「ジェイアール東海バス」が国の補助を受けて去年に引き続き行うものです。
実験では、JR名古屋駅と東尋坊や越前松島水族館などを結ぶ高速バスで、観光客がどれだけ利用するか需要を確かめますが、前回の実験で高速バスの利用者の6割以上が宿泊客だったことを受けて、今回は経由地にあわら温泉を新たに加えたということです。
バス会社によりますと来年春の北陸新幹線の県内開業に伴って名古屋方面からの特急列車は敦賀止まりとなることから、乗り換えの必要がない高速バスの利用者は増えると見込まれるということです。
実証実験の高速バスは、7月22日から11月26日までの週末や休日を中心に、あわせて59日間運行する予定で、ジェイアール東海バスは、実証実験で利用客の需要が見込めれば、本数の増便や運行日の拡大などを検討することにしています。