担い手不足が課題 福祉分野の大規模な就職説明会 福井市

介護や保育の分野の担い手不足が課題となる中、県内の介護事業所などが面談ブースを設ける大規模な就職説明会が、福井市で開かれました。

この説明会は、介護などの現場で働く人材の確保に向け、県社会福祉協議会が定期的に開いているもので、今回は、県内のおよそ140の事業所が参加しました。
会場には、若い世代を中心に、介護や保育の現場に関心がある人が多く訪れていて、事業所ごとに設けられたブースで、仕事の内容や労働条件などについて説明を受ける姿が見られました。
県社会福祉協議会によりますと、介護分野などでの人手不足は、県内でも慢性的に続いているということで、今後は説明会に加えて、現場の仕事を体験できるイベントなどを開くなどして、人材確保に力を入れていきたいとしています。
説明会に参加した短大に通う20代の女性は、「保育士を目指していましたが、きょうの会場には高齢者施設の面談ブースもあり、就職の視野が広がって良かったです」と話していました。
県社会福祉協議会の山城康雄福祉人材課長は、「人手不足を少しでも解消できるように、福祉の現場を知っていただける機会を今後も増やしていきたい」と話していました。