中学校で不審者想定した防犯訓練 あわら市

あわら市の中学校で、刃物を持った不審者の侵入を想定した防犯訓練が行われ、教員や生徒が身の安全を守る方法を学びました。

あわら市の金津中学校で行われた訓練には、教員や生徒、あわせておよそ430人が参加しました。
この訓練は、ことし3月に埼玉県の中学校で不審者による切りつけ事件が起きたことを受けて実施したもので、刃物を持った不審者が学校に侵入するという想定で行われました。
不審者役の警察官が、インターフォンで「先生に会いに来た」などと話すと、異変に気づいた教員が校内放送で不審者の侵入を全校に伝えました。
放送を聞いた生徒たちは、不審者が教室に入ってこないように入り口などに机やいすを積み重ねて身の安全を確保していました。
そして、学校から通報を受けた警察官が刃物をふりかざす男を玄関の近くで取り押さえていました。
参加した男子生徒は「少し緊張しましたが、静かに行動することを意識することができたのでよかったです」と話していました。
あわら警察署の千田純一郎生活安全課長は「繰り返し訓練を行うことで侵入時の対応や警察との連携を密にできるようにしたいです」と話していました。