まきストーブ購入・設置費用の補助拡大へ 福井市

まきなどを燃やして使う暖房器具を普及させることで木材の消費を増やし、森林整備につなげようと、福井市は今年度、まきストーブなどの購入と設置費用の補助について規模を拡大して行うことにしました。

福井市では、間伐作業などの森林整備を進めるため木材の消費を増やそうと、まきストーブなどの購入や設置の費用の補助を昨年度から始めています。
昨年度は、定員を上回る応募があったことから、福井市は今年度、枠を2倍に増やし、最大20台を対象にするということです。
補助の対象となるのは、まきストーブや木を砕いてかためた「木質ペレット」などを利用する暖房器具の購入と設置にかかる費用で、10万円を限度に費用の3分の1が補助されます。
補助の申請は、福井市内に住宅を持つ人に限られ、ストーブなどを設置したあとの1年間に県産のまきを2立方メートル以上、または木質ペレットを300キロ以上使用することなどが条件とされています。
受付は6月20日から始まっていて、必要な書類は福井市のホームページから確認できます。
福井市林業水産課は「地元産の材料を使った暖房を使うことで、地域の豊かな自然を整備する一助となるので、ぜひ設置を検討してもらいたい」とコメントしています。