「ハピラインふくい」 開業向け社員が接客マナー学ぶ

北陸新幹線の延伸に伴ってJR北陸本線の運行を引き継ぐ「ハピラインふくい」の研修が福井市内で行われ、社員が来年春の開業に向けて接客のマナーなどを学びました。

研修には「ハピラインふくい」の駅で接客にあたる社員や、列車の乗務員、保守点検にあたる社員などおよそ20人が参加しました。
参加者はビジネスマナーの講師から、利用客と対面で話す時は表情が硬くならないように意識することや、電話で話す時は声のトーンを明るくすることなどを教わりました。
続いて、2人ひと組になってあいさつの練習に取り組み、お互いの表情や声のトーンなどを確認しました。
第3セクターの「ハピラインふくい」は、北陸新幹線の延伸に伴ってJR北陸本線の石川県境から敦賀駅までのおよそ80キロの運行を引き継ぐことになっていて、これまでに91人の社員を採用しています。
今回は開業が近づいてきたことから実践的なマナー研修を行ったということで、列車の運行に関しても乗務員をJR西日本に出向させるなど本格的に準備を進めています。
入社4年目の20代の社員は「忘れ物や落とし物をした人たちと接する機会があると思うので、利用客に寄り添って対応できる社員になりたい」と話していました。