新型コロナ1か月で感染者数2倍近くに 

県内の指定医療機関で先週1週間に確認された、新型コロナウイルスの感染者数は、1医療機関あたりの平均で3.95人と、「定点把握」による発表が始まった5月17日と比べると2倍近く増えました。
県は、感染状況は緩やかな増加傾向にあるとして、基本的な感染対策を続けるよう呼びかけています。

県によりますと、6月11日までの1週間に、県内39の指定医療機関で確認された新型コロナウイルスの感染者数は154人と、先週と比べて33人増えました。
また、1医療機関あたりの平均では3.95人と、先週より0.85人増えました。
新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行したことから、県は感染者の発表について指定医療機関から週に1度、報告を受ける「定点把握」に切り替えています。
発表が始まった5月17日と比べると、感染者数は81人、1医療機関あたりの平均は2.08人増え、この1か月のうちに、感染者数は2倍近く増えました。
県は、感染状況は落ち着いているとする一方、緩やかな増加傾向にあるとして、こまめな手洗いに加え、体調の悪いときは外出を控えるなど、基本的な対策を続けるよう呼びかけています。