「デマンドバス」の運行時間延長 美浜町で実証実験

美浜町は利用者が少ないコミュニティバスの本数を減らし、その代わりに利用者の予約を受けて走る「デマンドバス」の運行時間を延長する実証実験を始めました。

「デマンドバス」の実証実験は2日から始まり、平日は午前9時から午後7時半まで、休日は午前9時から午後5時まで町内の全域で運行されます。
町民以外の人も会員登録をすれば利用可能で、電話やインターネットを通じて予約すると自宅の前や停留所から希望する停留所へ行くことができます。
料金は小学生以下の子どもや体に障害のある人などは無料で、中学生以上は200円です。
美浜町はこれまで朝と夕方はルートや時刻の決まった定期便のコミュニティバスを運行し、昼間だけデマンドバスを運行していましたが、利用者が少ないことから夕方の定期便の運行をやめ、デマンドバスの運行時間を延長する実証実験を始めました。
町は今後3年間、実証実験を続け、アンケートをとるなどして利用者の要望を把握した上で本格的な運行を始めることにしています。
美浜町住民環境課の武田晋主査は「まずは町民に利用してもらうのが目的ですが、土日も運行しているので、観光客にも利用してもらいたいです」と話していました。