「今庄そばまつり」にぎわう 南越前町

特産のおろしそばを味わうことができる恒例の「今庄そばまつり」が南越前町で開かれ、多くの人でにぎわいました。

ことしで36回目となった「今庄そばまつり」は南越前町にあるJR今庄駅からかつての宿場町、「今庄宿」にかけてのエリアで開かれました。
新型コロナの影響で一時は中止となりましたが、去年から再開し、ことしは地元のそば店など16の店や団体が自慢のおろしそばを販売しました。
このうち福井市にある啓新高校そば部のブースには、約100人が長い列を作り、全国大会で3位に入賞した実績もある打ちたてのそばを味わっていました。
啓新高校そば部の渡辺愛咲部長は「新型コロナの影響で多くの人にそばを提供する機会がなかったので、ぜひ私たちの味を楽しんでほしい」と話していました。
それぞれのブースで提供されるそばは、麺の量を少なめにする代わりに値段を1杯400円と抑えめに設定してあり、そばやつゆの味わいの違いを楽しむことができます。
福井県出身の夫とともに訪れたトルコ人の女性は「何度かそばを食べたことはありますが、ここで食べるそばは格別ですね」と話していました。