「デートDV」について学ぶ講座 福井市

学生が交際相手から受ける暴力、いわゆる「デートDV」について学ぶ講座が、福井市の短期大学で開かれました。

これは男女共同参画社会における人権教育の一環として、福井市が市内の高校や大学などを対象に毎年開いているもので、仁愛女子短期大学で開かれた24日の講座には、約60人の学生が出席しました。
24日は、福井大学医学部の長谷川美香教授が講師を務め、「デートDV」は、交際相手を身体的な暴力で支配するものだけではなく、交友関係を過剰に制限する精神的な暴力や、デート費用を全く支払わない経済的なケースも含まれると説明しました。
そのうえで、暴力を受けている4割の人が1人で問題を抱え込み、相談できない状況になっているとして、相手の行動がエスカレートする前に相談することが問題の解決につながると呼びかけると、学生たちは真剣な表情で聞いていました。
参加した学生は「もしも、私が被害を受ける場合は、できるだけ人に話したい。もし、友達が被害を受けていたら、そっと寄り添ってあげたいなと思いました。」と話していました。
福井市では、7月にも専門学生を対象に、「デートDV」の講座を開くことにしています。