「鯖街道」の自転車コース 外国人向けに英語版作成 

文化庁の日本遺産にも認定されている「鯖街道」を、外国人の旅行者にサイクリングコースとして楽しんでもらおうと、地元の自治体などで作る協議会が英語版のマップを作成しました。

小浜市や若狭町などで作る「日本遺産活用推進協議会は、かつて重要な物流ルートとして若狭湾の海産物を京都まで運んだ「鯖街道」をPRするため、ルートを7つに分けて初級者から上級者まで楽しめるサイクリングコースとして紹介しています。
北陸新幹線の敦賀延伸まで1年を切り、外国人観光客が増えることも予想されることから、協議会は、ことし3月にコースを紹介するマップの英語版を作成しました。
マップにはQRコードが付いていて、スマートフォンで読み取るとより詳しい地図が表示され、自転車で走りながら地図を確認することもできます。
また、マップとともに、QRコードにスマートフォンをかざすと、英語や中国語でルート上にある名所の音声ガイドを聞くことができるポスターも作りました。
小浜市文化観光課の嶋田幸起主査は「コロナが落ち着き始めたことや、新幹線が延伸されることから、外国の方も訪れやすくなると思うので、ぜひ鯖街道を楽しんでほしい」と話しています。
このマップやポスターは、小浜市と若狭町の観光案内所や道の駅で配布されているということです。