公設書店「ちえなみき」来訪者数 当初見込みを大幅に上回る

去年9月に敦賀駅前にオープンした公設書店「ちえなみき」は3月末までの来訪者数が約19万人となり、当初の見込みを大幅に上回りました。

去年9月に本格的にオープンしたJR敦賀駅西口の再開発エリア「otta」には敦賀市が運営に関わる形で全国でも例が少ない公設書店として「ちえなみき」が開設されました。
専門書も含めて3万冊以上をそろえ、本の選び方や棚の見せ方には東京の専門店のノウハウを取り入れました。
敦賀市によりますと去年9月1日のオープンからことし3月末までの7か月で約19万人が「ちえなみき」を訪れたということです。
敦賀市は当初、年間の来訪者を10万人程度と見込んでいましたが、去年12月上旬には達成し、その後もほぼ同じペースで客が訪れているということです。
また、本の売り上げも当初の見込みの3倍以上にのぼっているとしています。
これについて敦賀市は書店に隣接する形で子育て支援施設を設けたり、店舗内に喫茶店を誘致したりするなど利用しやすい空間づくりに取り組んだことが要因だとみています。
敦賀市は「準備に時間をかけたこともあり、期待以上の集客となっている。来年春に北陸新幹線が敦賀まで延伸したあとの集客にも期待したい」と話しています。