観光客誘致を進める小浜市で江戸時代の町家を改修した宿が開業

古くからの町並みを生かして観光客の誘致を進めている小浜市で、江戸時代末期の町家を改修した宿が、新たにオープンしました。

小浜市では、第3セクターの「まちづくり小浜」が空き家になっている町家を改修して1棟貸しの宿として提供する事業を行っています。
小浜市湊の古くからの建物が残る場所にオープンした8軒目の宿は、北前船の船頭を務めた「古川屋惣兵衛」の住居として江戸末期の慶応元年ごろに建てられた木造2階建ての町家で、おととし国の登録有形文化財に登録されています。
漆塗りの大黒柱や大きな梁は当時のものがそのまま使われ、風情のあるたたずまいが残されています。
一方で、ゆっくり過ごすことができるように、1階には本格的な料理も作れるキッチンが設置され、実際に使うことはできませんが当時のかまども残されています。
また、2階には寝室など3つの部屋があり、襖をスクリーンとして使えるプロジェクターも設置されています。
「まちづくり小浜」の御子柴北斗社長は「1棟丸ごと貸し切りの広々とぜいたくな空間で過ごしていただきたい。宿を拠点として町に出て、食やお寺、海など小浜の魅力を楽しんでいただきたい」と話していました。