原子炉自動停止トラブルの高浜原発4号機 運転再開

ことし1月、原子炉が自動停止するトラブルが起きた高浜原子力発電所4号機について関西電力は再発防止策を講じたとして運転を再開しました。これまでのところ、トラブルなどはないということです。

高浜原発4号機では運転中のことしの1月、原子炉内の異常を知らせる警報が出て、原子炉が自動停止するトラブルが起きました。
関西電力はケーブルの施工不良によって核分裂反応を抑える制御棒を動かす装置で、電気系統の異常が起きたことが原因だったと推定されると原子力規制委員会に報告したうえで、再発防止策を講じてきました。
運転再開のための準備が整ったとして、関西電力は24日夕方、4号機の原子炉を起動し、運転を再開しました。
関西電力によりますと、これまでのところ、トラブルは確認されていないということです。
高浜原発4号機の運転再開によって、県内で稼働する原発はあわせて5基となります。