幼稚園児みずから紙すきをした「越前和紙」の卒園証書 越前市

「越前和紙」の産地の越前市で、幼稚園児がみずから紙すきをした卒園証書が手渡されました。

越前市の丈生神山幼稚園では、ことしから園児の思い出になるよう、園児みずからが紙すきをした和紙でつくった卒園証書を手渡すことにしました。
17日は、卒園式が行われ、園児一人ひとりが名前を呼ばれると、山田義則園長から和紙づくりの卒園証書を受け取っていました。
和紙は、園児たちが去年の秋に紙すきをしたもので、A4サイズの大きさに、押し花や折り紙などがあしらわれています。
園児たちは、お父さんやお母さんに「ありがとう」と感謝の言葉を伝えながら、うれしそうに受け取ったばかりの卒園証書を手渡していました。
園児は「好きな色を選んでつくりました。証書をもらえてうれしかったです」と話していました。
園児の母親は「我が子らしい、世界でたった一枚の証書をもらうことができて宝物になりました。この子がおじいちゃんになるまで、大切にしてほしいと思います」と話していました。