高浜原発4号機トラブル 関西電力担当者が県に謝罪

高浜原子力発電所4号機の原子炉が自動停止したトラブルをめぐり、3日、関西電力の担当者が県庁を訪れ、改めて謝罪した上で、原因の究明と再発防止に取り組むことを説明しました。

高浜原発4号機は、運転中だった1月30日の午後、原子炉内の核分裂の状態を示す中性子の量が、急激に減少したという信号が出て、原子炉が自動停止しました。
このトラブルを受けて、関西電力の水田仁原子力事業本部長代理は、3日県庁を訪れ、県の野路博之安全環境部長と面会しました。
水田原子力事業本部長代理は、トラブルについて改めて謝罪した上で、徹底した原因の究明と再発防止に取り組むことを説明しました。
野路部長は、1日開かれた原子力規制委員会の会合で、核分裂を抑える制御棒を、炉心に出し入れする「制御棒駆動装置」と呼ばれる装置で起きた不具合が関係している可能性が高い、という見方が示されたことに触れた上で、原因に関する調査を進めるよう求めました。
これに対して水田原子力事業本部長代理は、考えられる原因が複数あることを説明し、引き続き原因の調査を進め、県に報告すると説明しました。