新幹線開業前に駅前再開発ビルに福井の「食」楽しめる新施設

来年春に、北陸新幹線の金沢・敦賀間が開業するのを前に、福井駅前で建設されている再開発ビルに、地元の「食」を楽しめる新たな施設を設ける計画が発表されました。

再開発が進められているJR福井駅前の通称「三角地帯」では、ホテルやマンションなどが入る、高さ120メートルの大規模な複合ビルの建設が進んでいます。
地区の再開発組合などは、13日、このビルの1階に、福井の「食」をテーマにした施設を設ける計画について、報道関係者向けの説明会を開きました。
施設のプロデュースは、全国で商業施設の企画や運営などを手がける企業が担当し、福井の食品や総菜などを販売する店舗のほか、「横丁」をイメージして、小規模な飲食店が建ち並ぶエリアなどを設けるとしています。
約2000平方メートルのスペースに30店舗ほどが入居するという想定で、テナントは福井にゆかりがあるか、福井に関係する商品を扱う団体や個人に限って募集する方針です。
オープンは、新幹線の開業に合わせて来年3月ごろを目指すということで、観光客だけでなく、マンションの入居者など、地元の人も訪れる施設にしたいとしています。
プロデュースを担当する企業の国分裕正社長は「福井の食ってこんなにおいしいんだ、福井の物ってこんなにすてきなんだということを、福井の人に再認識してもらい、全国に自慢できるような施設にしたい」と話していました。