県がヤングケアラーどうしのオンラインサロン開設
家族の世話や介護に追われる子どもたち、いわゆるヤングケアラーを支援しようと、県はオンラインサロンを設けて、ヤングケアラーどうしが日頃の悩みや経験を共有できる取り組みを始めました。
県は去年、県内の中学2年生や高校2年生を対象にヤングケアラーの実態についてアンケート調査したところ、あわせて72人が「世話をしている家族がいる」と回答しています。
こうした結果を受けて、県は、ヤングケアラーどうしが悩みや経験を共有することで孤立感などを解消してもらおうと、オンラインサロンを定期的に開く取り組みを始めました。
県によりますとオンラインサロンは、参加するヤングケアラーの子どもたちが悩みを打ち明けやすい雰囲気をつくろうと、コーディネート役の社会福祉士も立ち会うということで、聞くだけの参加もできます。
オンラインサロンは、来年3月まであわせて8回開かれ、それぞれの回で設けられる会場に直接訪れて参加できるほか、パソコンなどの通信機器がない人には、必要な機器の貸し出しも行うということです。
参加の方法などは、県のホームページで確認できるということで、県は利用を呼びかけています。