ハーブの収穫に障害のある人たちが参加 敦賀市

敦賀市で4年前から栽培されているアフリカ原産のハーブ「ローゼル」の収穫作業に、13日から障害のある人たちが関わることになりました。

「ローゼル」はアフリカ原産のハーブで、地元の女性グループが新たな名物として売り出そうと4年前から栽培しています。
収穫はこの時期に本格化しますが、農業の人手不足を解消する市の制度を利用して、13日から市内の就労支援施設に通う人たちにも作業を手伝ってもらうことになりました。
13日、作業をしたのは5人で、まずは女性グループから「ローゼル」の花びらがついていた根元の部分をはさみで切りとって収穫することを教わり作業に取りかかりました。
5人は真剣な表情で茎いっぱいになっている「ローゼル」をはさみで丁寧に切りとって、かごに入れていました。
「ローゼル」は、乾燥させてハーブティーにするなどして販売されるということで、障害者の人たちは、このあと種を取り出すところまで作業を手伝うということです。
女性グループでは「ことしは天気も良くたくさんなったので、作業を手伝ってもらえて助かります。今後も協力して新たな名物にしたいです」と話していました。
また、就労支援施設の清水隆男さんは、「地元の取り組みに協力し、施設としても地域の活性化に貢献していきたいです」と話していました。