「めがねのまち」で目をリラックスさせる催し
眼鏡フレームの国内シェアの9割以上を占める鯖江市で、10日のスポーツの日を前に、ウォーキングをしながら目をリラックスさせる催しが開かれました。
鯖江市や目の健康づくりに取り組むNPOが開いた催しには、地元の人など約50人が参加しました。
会場の施設では、はじめに、参加者が立ったまま片手の親指を上下左右に動かし、爪に目の焦点を合わせながら動きを追う眼球の運動を行いました。
そのあと、参加者は屋外に出て、市内の道路を歩きながら、時折立ち止まって遠くに見える景色の一点に目の焦点を合わせる運動を行いました。
主催したNPOによりますと、近くに目の焦点を合わせたり、遠くに焦点を合わせたりする運動を繰り返し行うことで、「毛様体筋」という目の筋肉をリラックスさせる効果があるということです。
参加した70代の男性は「本を読んだりスマートフォンを見たりする機会も増えていますので、定期的に外を散歩して、遠くを見るよう心がけていきたいです」と話していました。
NPOの加藤裕之理事長は「最近は、スマートフォンを使いすぎたり、近くを見る作業が増えたりしているので、こうした運動を行って目の健康を考えてもらいたい」と話していました。