“交通事故なくして” 遺族の女性が講演 あわら市

交通事故で12歳の息子をなくした女性があわら市で講演し、交通事故の悲惨さや地域全体で事故を無くす意識を持つ大切さを訴えました。

この講演は、あわら警察署が開いた交通安全大会の中で行われ、20年ほど前に12歳の息子を交通事故で亡くした宮地美貴子さんが事故の悲惨さについて話しました。
宮地さんは自転車に乗った息子が前方不注意の車にはねられた事故の状況を説明し、「息子の死を受け入れられず毎日が無気力で、絶望していました。どこに行っても息子を思い出してしまい、心と体が乖離しているような日々でした」と残された遺族の辛さを伝えました。
また、事故は個人の命を奪うだけでなくその周りの人の人生まで変えてしまうと指摘した上で「運転中は最大限の注意と思いやりを持って、地域全体で誰もが命の大切さを思いやる社会になってほしい」と話しました。
参加した70代の女性は「私も孫が免許を取ったばかりなので、講演の内容はとても身に染みました。これから冬になるので私も事故に気をつけたいと思います」と話していました。
宮地さんは「私たち遺族は二度と交通事故による遺族が出てほしくないと強く願っています。地域全体で交通事故を無くすという意識を持つことが大切だと思います」と話していました。