南越前町 流れ込んだ土砂など片づけ 一部で断水続く

記録的な大雨から一夜明けた6日、140棟以上の住宅で床上にまで水がつかる被害が出た南越前町では、住民たちが家屋に流れ込んだ土砂などを片づけていました。

5日の記録的な大雨で、南越前町では147棟の住宅で床上まで水がつかる被害が確認されています。
このうち、鹿蒜川が氾濫した今庄地区では、住宅地や道路に大量の泥や木などが流れ込んでいました。
ほとんどの住宅の1階部分には水がつかったあとが残っていて、住民たちはスコップやバケツを使って泥をかき出したり、たたみや家具などを家の外へ運び出したりしていました。
住民の男性は「きのうは急いで家の2階に避難して過ごし、夜に1階をのぞいてみると冷蔵庫やら家具などが泥水の中に浮いていました。友人などに手伝ってもらってなんとか片付けをしていますが、水が出ないのでただかき出すだけです」と話していました。
町では6日午後から、町内の2か所で災害廃棄物や土砂を受け入れることにしています。
また、町によりますと、6日朝の時点では住宅の床下浸水の数などまだ詳しい被害の状況は把握できていないということで確認を急いでいます。

5日の大雨の影響で南越前町の一部では断水が続いていて、住民たちが臨時に設けられた給水所に列を作っていました。
南越前町では午前9時の時点で、今庄地区や鹿蒜地区などで断水しています。
町内では5日から臨時の給水所が設けられ、このうち今庄住民センターでは朝から多くの人が訪れて、ポリタンクやペットボトルなどに水を入れて持ち帰っていました。
氾濫した鹿蒜川の近くに住む70代の男性は「きのうの夕方から断水しています。かたづけの水も必要ですが、まずなによりも生活するための水が必要です。こんな経験は初めてです」と話していました。
また別の女性は「飲料水などはコンビニなどで調達できましたが、水がないとお米も炊けないしトレイにも行けずとても困っています。お風呂は銭湯に行こうと思います」と話していました。
町によりますと、断水している4か所のうち今庄地区と湯尾地区では6日中の復旧が見込まれていますが、ほかの地区などについてはメドがたっていないということで、町が復旧を急いでいます。

JR西日本によりますと、JR北陸本線の敦賀駅と武生駅の間の上下線では6日も始発から運転を見合わせています。
県内の道路では、北陸自動車道の南越前町の周辺と敦賀インターチェンジを結ぶ区間のほか、国道8号は敦賀市と越前市の間で通行できない状態が続いています。