「もんじゅ」廃炉計画の変更を原子力規制委員会に申請

廃炉作業が続く敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」について、日本原子力研究開発機構は、原子炉の冷却材などに使われた液体ナトリウムを抜き出す作業を2031年度までに終えるなどとする計画をまとめ、28日、原子力規制委員会に申請しました。

廃炉作業が続くもんじゅは、4年前から始まった原子炉内の核燃料を使用済み核燃料プールに格納する作業を年内に完了し、来年度から原子炉の冷却材などに使われた液体ナトリウムを抜き出す作業に移ることになっています。
こうした中、原子力機構の吉田邦弘理事が県庁を訪れ、液体ナトリウムを抜き出す具体的な工程を野路博之安全環境部長に報告しました。
それによりますと来年度から2026年度にかけて核分裂反応に伴って発生する中性子を原子炉の外に出さないための「しゃへい体」を取り出す作業を行い、2031年度までには液体ナトリウムを抜き出す作業を終えるということです。
また、来年度以降、発電施設に設置されているタービン発電機や給水加熱器などの撤去を始めるということです。
吉田理事は「原子力規制庁の審査に真摯に対応し、安全を最優先に廃炉作業を進めたい」と話すと、野路部長は「もんじゅとして初めて本格的な解体作業が始まることになる。現場の安全対策などを十分に行ってほしい」と応じていました。
今回、まとめられた廃炉計画の変更は28日、原子力規制庁に申請されたということです。