「土用のうしの日」を前に うなぎの輸入ピーク 成田空港

今月24日の「土用のうしの日」を前に、成田空港では海外からのうなぎの輸入がピークを迎えています。
ことしは円安などの影響でうなぎの買い付け価格が例年よりも3割ほど上がっているということです。

成田空港では毎年、「土用のうしの日」の前のこの時期に中国や台湾などからのうなぎの輸入がピークを迎えます。
18日は、空港内の貨物倉庫で税関による確認作業が行われ、成田市内の会社が輸入した生きたうなぎおよそ500キロのうち一部を取り出し、税関の職員が申告どおりの内容かどうかを確かめていました。
東京税関によりますと、生きたうなぎは鮮度を保つために航空機で輸送することが多く、輸入量のおよそ8割を成田空港が占めているということです。
また、輸入会社によりますと、ことしは来月5日も土用のうしの日にあたるため輸入のピークの時期がしばらく続く一方で、円安や、養殖用のシラスウナギの不漁の影響で、買い付け価格は例年よりも3割ほど高くなっているということです。
うなぎの輸入会社「丸勝」の西勝光治社長は「不漁と円安の影響というダブルパンチではありますが、ぜひうなぎを食べてこの暑い夏を乗り切ってもらいたい」と話していました。