千葉県 詐欺警戒情報(7/1)

千葉県警察本部によりますと、6月27日までの1週間に県内で確認された特殊詐欺の被害は23件で、被害額は7310万円余りでした。
被害が多かった地域は松戸市で5件、千葉市で4件、船橋市と八千代市でそれぞれ2件などとなっています。

ことし4月、市川市に住む40代の男性の携帯電話に、通信局の職員を名乗る男から「あなた名義の携帯電話から不正なショートメッセージが送信されている」と電話がかかってきました。
男性は不審に感じたものの、その後、電話が高知県警の警察官をかたる男に変わり、その男から警察手帳のようなものを提示されたことから話を信じ込んでしまいました。
その後、警察官や検察官を名乗る男から「携帯電話や銀行口座が詐欺事件に使われ、あなたが容疑者として浮上している。逮捕されても早く釈放されるように保釈金を振り込んでください」と言われたことから、男性は指定する口座に現金160万円を振り込んでだまし取られました。
警察によりますと、県内では警察官や検察官を名乗り「事件の容疑者になっている」などといううそで不安をあおって金を振り込ませる詐欺が相次いでいます。
警察官が電話でお金を振り込むよう依頼することはありません。
こうした電話がかかってきたらすぐに切って、警察の代表電話にかけるなどして相談するようにしてください。