千葉 詐欺警戒情報(6/24)

千葉県警察本部によりますと、6月20日までの1週間に県内で確認された特殊詐欺の被害は15件で、被害額は3730万円あまりでした。
被害が多かった地域は松戸市で3件、八千代市と柏市、船橋市でそれぞれ2件などとなっています。

5月下旬、茂原市に住む60代の女性の自宅に、税務署の職員を名乗る男から「去年の納税超過分が2万円ほどある。きょう中に手続きすれば還付される」と電話がありました。
その後、コールセンターの職員を名乗る男からも電話があり、「手続きできる銀行は決まっている」などとして、駅前の銀行に向かって電話を折り返すよう伝えられたということです。
2人とも丁寧な口調だったため女性は話を信じてしまい、銀行のATMの前で電話で言われた通りにATMを操作し、現金およそ200万円を振り込みだまし取られてしまいました。
「お金の還付がある」などと気を引いた上で「申請期限が迫っている」と焦らせ、うその話を信じさせようとする手口は、詐欺グループの常とう手段です。
税務署などの職員を名乗る人物から還付金に関する電話がかかってきた時は、まずは詐欺を疑って警察や家族に相談するようにしてください。