千葉 京成バス 25日から7%減便 乗務員不足で

各地で路線バスの減便が相次ぐ中、千葉県市川市などに路線をもつ京成バスは、25日から乗務員の人手不足を理由に、一部の路線で運行を取りやめるなどして、全体の7%ほどの便を減らすことを決めました。
京成バスによりますと、25日、各地の営業所でダイヤ改正を行い、運行の取りやめや減便を行うことにしています。

運行を取りやめるのは市川駅から市川総合病院を経由して本八幡駅を結ぶ路線のほか、流山おおたかの森駅や津田沼駅を発着する路線の一部などです。
このほか各地の路線で、減便を予定しているということです。
今回のダイヤ改正で運行する便数は全体で7%ほど減少することになり、京成バスは理由として、ドライバーの時間外労働の上限規制が適用されたいわゆる「2024年問題」による乗務員の不足を挙げています。
千葉県の調査では、先月までの半年間に、県内で運行されていたすべての路線バスのうち6%ほどにあたるおよそ1900便が、「2024年問題」などを理由に減便されていて、県は人手不足の解消に向けた支援策などを検討しています。