梅雨を前に 川の増水に備え土のう作りなど確認 銚子

梅雨の時期を前に、川の増水に備えて土のうの作り方などを確認する訓練が千葉県銚子市で行われました。

利根川の下流にある銚子市では2019年の台風19号で支流の河川が氾濫し、住宅90棟余りが浸水しました。
21日は川の増水に備えた訓練が行われ、建設業者や市の職員らおよそ80人が参加しました。
まず、土のう作りに取り組み、参加者は2人1組で作業することや土は袋の7割から8割ほどを入れるといった説明を受けたあと実際に土を袋に詰めていきました。
このあと土のうを積む訓練も行われ、袋の口を下流に向け、土のうどうし5分の1が重なるよう置いていきました。
今回作った土のうは市が保管し、万が一の災害時に活用するということです。
銚子市の男性職員は「土のう作りがここまで大変だとは思いませんでした。作り方や置き方をしっかり身につけたい」と話していました。
女性の職員は「思った以上に力が必要で作業は大変でした。いざ災害が発生したときに生かせると思います」と話していました。
銚子市総務課の鴨作勝也課長は「若い職員も積極的に参加することで、防災意識が高まることを期待しています」と話していました。