千葉県内 特殊詐欺警戒情報(5月7日)

千葉県内 特殊詐欺警戒情報(5月7日)

千葉県警察本部のまとめによりますと、4月26日から5月2日までの1週間に、県内で確認された特殊詐欺の被害は15件で、被害額は4380万円余りでした。
被害があった地域は、松戸市、八街市、船橋市でそれぞれ2件などとなっています。

ことし3月、船橋市の70代の男性が自宅でパソコンを使ってインターネットをしていたところ、突然、「コンピュータウイルスに侵されています。至急、電話をしてください」という警告画面とともに、電話番号が表示されました。
慌てた男性が電話したところ、ソフトウエア会社の社員を名乗る男が出て、「セキュリティソフトを入れる必要があります。支払いにクレジットカードを使用すると、情報が漏れる可能性があるので、コンビニエンスストアで電子マネーを購入してください」というのです。
さらに電子マネーの使いみちを聞かれた場合は、ギフト用だと説明するよう求められました。
男性は指示どおりに電子マネーを複数回購入してそのIDを伝え、合わせて20万円をだまし取られました。
警察によりますとパソコンに「ウイルスに感染した」などとうその表示をさせて金を要求するのは「サポート詐欺」と呼ばれる特殊詐欺の手口の1つです。
詐欺グループは使用者が特定しづらい電子マネーを購入させることが多いということで、今回のように「クレジットカードは情報が漏れる」などと、もっともらしいうそを言って信じ込ませようとします。
電子マネーの購入を求めるような電話があったら詐欺を疑い、警察や家族にすぐに相談をしてください。