洋上風力発電建設計画進む千葉 銚子市で脱炭素シンポジウム

洋上風力発電の建設計画が進んでいる千葉県銚子市で、脱炭素の取り組みを地域の活性化につなげようとシンポジウムが開かれました。

千葉県銚子市の沖合では31基の風車が建設されて洋上風力発電が行われる計画で、市は、2050年に二酸化炭素の排出を実質ゼロにする道筋を描いた「ゼロカーボンビジョン」を策定しています。
26日はこうした脱炭素の取り組みを地域の活性化につなげようと、シンポジウムが開かれました。
この中では市内の経済関係者を交えたパネルディスカッションが行われ、銚子商工会議所の岡田知益会頭は、風力発電施設の建設が進んでいることを受け「将来に向けた種はまかれたので、こうした施設を地域経済のために活用していかなければならない」と述べ、地域雇用の改善などにつなげていく必要性を強調しました。
また、市内のローカル鉄道「銚子電鉄」の竹本勝紀社長は、使用する電気の半分は再生可能エネルギーを使うなど、自社の取り組みを紹介していました。