金属類の盗難被害防ぐ条例 千葉県警が骨子案公表 罰則規定も

金属類の盗難被害防ぐ条例 千葉県警が骨子案公表 罰則規定も

金属類の盗難被害を防ぐため、千葉県警が制定を目指している条例の骨子案が公表されました。
金属類の買い取り業者の営業を許可制にし取り引き履歴の保存を義務づけ、違反した場合の罰則規定も盛り込むとしています。

千葉県では太陽光発電のケーブルや側溝のふたなどの金属類の盗難が急増していて、警察によりますと、盗品かどうか十分に確認せずに買い取りをする業者もあるとみられるということです。
こうしたことから千葉県警察本部は、盗品の流通を規制するための新たな条例の制定に向け骨子案を作成し公表しました。
それによりますと、金属類の買い取り業者の営業を許可制にしたうえで、取り引きの際は売り主の本人確認や取り引き記録の保存などを義務づけるとしています。
さらに実効性を高めるため、警察による事業所への立ち入り検査を実施するほか、違反した場合の罰則の規定を設けるとしています。
県警は、来月7日までパブリックコメントを募り条例案をまとめることにしています。
千葉県警察本部風俗保安課は「意見を踏まえ、できるだけ早期に条例の制定を目指したい」と話しています。