千葉 詐欺警戒情報（４／１５）

千葉県警察本部のまとめによりますと、４月６日から１２日までの１週間に県内で確認された特殊詐欺の被害は２１件で、被害額は３４７０万円あまりでした。

被害があった地域は八千代市と柏市、それに佐倉市でそれぞれ３件、市川市で２件などとなっています。
ことし２月、茂原市に住む７０代の女性の自宅に息子を名乗る男から「体調が悪くて病院にいるが、携帯電話と財布をなくしてしまった。きょう、どうしても仕事上の決済でお金が必要で、いくらなら用意できるか」と電話がありました。
女性は声が似ていたことから息子だと信じたうえで、妻に相談したかを尋ねると、「心配させたくないから黙っていてほしい。借りたお金は休み明けに銀行でおろして返す」というのです。
女性は口止めをされたため誰にも相談が出来ず、自宅に訪れた息子の同僚を名乗る男女に現金２００万円を手渡し、だまし取られてしまいました。
子や孫を装う「オレオレ詐欺」の被害はいまも後を絶ちません。
詐欺グループは、「黙っていて欲しい」などとうそをついて家族に連絡を取らせないようにしてきます。
「携帯電話をなくした」というのも確認されるのを防ぐためのだましの手口です。
お金に関する電話がかかってきたら詐欺を疑い、必ず電話をいったん切って警察に相談したり家族に確認したりしてください。