飛行機と桜の“競演”を楽しむ 成田市さくらの山

千葉県成田市の成田空港近くにある公園では、飛行機の離着陸と咲き誇る桜の“競演”が訪れた人たちを楽しませています。

成田市にある「成田市さくらの山」は、成田空港の滑走路に隣接した公園で飛行機の発着を間近に望めることから人気観光スポットの1つとなっています。
この公園には、ソメイヨシノやシダレザクラなどあわせておよそ500本が植えられています。
ソメイヨシノは今ほぼ満開になっていて、世界各地から訪れる飛行機の離着陸と咲き誇る桜を同時に楽しむことができます。
成田空港会社によりますと、ことし2月の成田空港での発着回数は一日あたり平均630回ほどで、新型コロナの影響で最も少なかった2020年4月の4倍以上に回復しています。
この日は、写真愛好家や家族連れが多く訪れ、シートを広げて花見をしたり飛行機と桜が重なるところを写真に収めたりして楽しんでいました。
茨城県から桜と飛行機を見に来た70代と60代の夫婦は「飛行機が大きいです。桜と飛行機の2つを同時に見ることができてうれしい」と話しました。
また、群馬県から写真を撮りに来た60代の男性は「桜の咲き具合と飛行機がドンピシャで、ことしはとてもラッキーだったと思います。コロナ禍のときは飛行機が来ないことが多かったので、いい写真が撮れました」と話していました。
「成田市さくらの山」の桜は今週末まで楽しめるということです。