詐欺警戒情報(4/1)

詐欺警戒情報(4/1)

千葉県警察本部のまとめによりますと、先月23日から29日までの1週間に県内で確認された特殊詐欺の被害は38件で、被害額は3億5110万円あまりでした。

被害が多かった地域は千葉市で11件、松戸市で5件、市川市で4件などとなっています。
去年10月、船橋市の80代の女性の自宅に特殊詐欺防止センターの職員だという男から、「あなたが登録した通信販売の情報が漏れて、詐欺グループのリストに載っています」などと電話がありました。
そのあと通販会社の社員を名乗る男から電話があり、「あなたの情報を使って何者かが商品を購入しています。これは犯罪行為であなたが誰かに情報を伝えたからです。会社に対する迷惑料や裁判費用を払って欲しい」と言い、あわせて2000万円を要求してきたということです。
犯罪ということばに不安を感じた女性は会社の関係者だという男に準備した現金を繰り返し渡し、あわせておよそ1800万円をだまし取られてしまいました。
警察によりますと、通販会社などの個人情報が漏れて犯罪に使われているなどとうそを言って多額の現金を要求する詐欺が相次いでいます。
詐欺グループは公的機関や実在する会社などを装ってあなたを信じ込ませ、裁判費用などの名目で多額の現金を要求してきます。
電話でお金の話が出てきたら詐欺を疑い、ひとりで抱え込まずに家族や警察に相談するようにしてください。