千葉の84歳女性 息子名乗るうその電話で約2500万円被害

千葉の84歳女性 息子名乗るうその電話で約2500万円被害

千葉市の84歳の女性が、息子を名乗る男から「会社の小切手が入ったバッグをなくした」などといったうその電話を受けて、現金およそ2500万円をだまし取られ、警察は電話でお金の話が出たら詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう呼びかけています。

警察によりますと、今月19日、千葉市花見川区の84歳の女性の自宅に、息子を名乗る男から「取引先に支払う会社の小切手が入ったバッグをなくした。補填する必要がありいくらか用意できないか」と電話がありました。
女性が、家に金庫があるが鍵を持っていないため開けることができないと伝えたところ、「鍵屋で開けてもらうので、これから金庫ごと取りに行く」と言われたということです。
その後、息子の関係者をかたる男が訪れ、女性の自宅に上がり込んでおよそ2500万円が入った金庫を持って行ったということです。
その日の夜、女性が家族に相談し、だまされたことが分かりました。
警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに、電話でお金の話が出たら必ず詐欺を疑って家族や警察に相談するよう注意を呼びかけています。