千葉県で1週間に確認された特殊詐欺被害15件4860万円余

千葉県で1週間に確認された特殊詐欺被害15件4860万円余

千葉県警察本部のまとめによりますと、今月2日から8日までの1週間に県内で確認された特殊詐欺の被害は15件で、被害額は4860万円あまりでした。
被害が多かった地域は千葉市で5件、船橋市と松戸市、それに浦安市でそれぞれ2件となっています。

ことし1月、千葉県内の60代の女性の自宅に税務署の職員を名乗る男から「納税調査の結果、6万円ほど還付金があることが分かりました。書類を送ったのですが届いていますか」と電話がありました。
女性が届いていないと伝えると「受取期限はきょうまでです。金融機関に行けばすぐに受け取れるので向かってください」と言うのです。
女性が銀行に向かうと今度はサポートセンターを名乗る男から電話があり、言われるがままATMを操作した結果、およそ100万円を振り込みだまし取られてしまいました。
税金や保険料などの還付金があるといってATMを操作させて金をだまし取るのは「還付金詐欺」と呼ばれる特殊詐欺の手口の1つです。
詐欺グループは「きょうが期限だ」などとうそを言って、あなたを焦らせて金をだまし取ろうとしてきます。
ATMを操作して還付金が返ってくることは絶対にありません。
還付金に関する電話がかかってきたら、まずは詐欺を疑って家族や警察に相談するようにしてください。