パラ競泳 千葉出身の窪田幸太選手が2大会連続の代表に内定

パリパラリンピック、競泳の代表選考会となる大会が開幕し、千葉市出身の24歳の窪田幸太選手が2大会連続の代表に内定しました。

静岡県富士市で9日から2日間の日程で開かれているパリパラリンピックの代表選考会となる大会は、すでに代表に内定している山口尚秀選手を除く、男子11人、女子10人のあわせて21人の出場枠を争い、派遣基準記録を突破した選手が代表に内定します。
初日の9日は、男子100メートル背泳ぎの運動機能障害のクラスに千葉市出身で去年の世界選手権の銀メダリスト、窪田選手が出場し、得意の力強いキックでレースを引っ張り、1分7秒41でフィニッシュしてパラリンピックの代表に内定し、2大会連続の出場を決めました。
また、21歳の宇津木美都選手も2大会連続の出場を決めたほか、37歳の鈴木孝幸選手が6大会連続のパラリンピック代表に内定しました。

パリパラリンピックの代表に内定した窪田幸太選手は「ほっとしたが、今回のレースに関しては、派遣基準記録を切るのが第1条件で、1分6秒台を出したいと思っていたので悔しい部分もある」と振り返りました。
また、レースの内容について「ことしに入って後半の持久力を課題に取り組んできて、きょうの後半は足が持ったが前半のタイムが出せなかった。パリ大会までにそこを詰めていきたい」と悔しそうに話していました。
そのうえで、2大会連続となるパラリンピックに向けて「東京大会の時は決勝ラインを目標にしていたがパリ大会ではメダルを目標にしていてしっかりとタイムを上げていってメダル争いに食い込みたい」と意気込んでいました。