千葉県東方沖など地震活動続く 震度5弱の地震可能性も注意を

千葉県東方沖やその周辺では8日も震度1の揺れを観測する地震が起きるなど活動が続いています。
政府の地震調査委員会は、震度5弱程度の強い揺れを伴う地震が起きる可能性があるとして注意を呼びかけています。

千葉県東方沖を中心とする地域では先月29日から今月2日にかけて3日連続で震度4の揺れを観測する地震が発生するなど、地震活動が活発になりました。
その後も活動は続いていて、8日午前7時21分ごろには長南町で震度1の揺れを観測する地震が起きました。
銚子地方気象台によりますと、先月下旬から8日午前11時までに震度1以上を観測した地震の回数は38回となっています。
政府の地震調査委員会は地震活動が活発になったのとあわせて、陸側と海側のプレート境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」が起きているとみられ、過去にこの地域で繰り返し確認されている現象だとしています。
過去の地震活動から考えると、今後、最大で震度5弱程度の強い揺れを伴う地震が起きる可能性があるとして注意を呼びかけています。