千葉大学学長選考 過程や理由などホームページで議事録公表へ

千葉大学の新たな学長の選考をめぐり、教授会などが「疑義がある」として選考の過程や理由について説明を求めていた問題で、選考を行った会議側は、議事録をホームページで公表する方針を決めました。

千葉大学では、中山俊憲前学長の死去のあと新たな学長の選考が行われ、ことし1月25日、教員や学外の委員で作る「学長選考・監察会議」が3人の候補者のうち現在、副学長で医学部附属病院長を務める横手幸太郎氏を「学長となるべき者」として決定していました。
しかし、教員などによる投票を行った「学内意向聴取」では横手氏は2番目の得票数だったことなどから、選考理由や過程の説明を求めてこれまでに、あわせて6つの教授会や執行部から質問書が送られたほか、学生や卒業生の有志らが集めた1万4280人分の署名が提出されています。
これを受けて、「学長選考・監察会議」は7日、臨時の会議を開いて今後の対応について協議し、大学側によりますと、今月末までに選考が行われた1月25日の会議の議事録を大学のホームページで公表するとともに、経緯や見解を示した議長名の文書を掲載する方針を決めたということです。