千葉県東方沖 今後震度5弱程度の可能性も “引き続き注意”

千葉県東方沖 今後震度5弱程度の可能性も “引き続き注意”

先月下旬以降、地震活動が活発化している千葉県東方沖やその周辺では震度1以上の地震は減少傾向ですが揺れを感じない地震は4日も起きるなど地震活動は続いています。
政府の地震調査委員会は、今後、震度5弱程度の強い揺れを伴う地震が起きる可能性があるとして注意を呼びかけています。

千葉県東方沖を中心とする地域では先月26日以降、地震活動が活発になり、千葉県などでは先月29日の朝、今月1日の明け方、2日の未明のあわせて3回、震度4の揺れを観測しました。
震度1以上を観測した地震の回数は4日午後4時までに32回となっています。
気象庁によりますと、震度1以上の地震は3日から減少傾向だということですが、揺れを感じない地震は4日も午後3時までの速報値で12回発生するなど、地震活動は続いているということです。
政府の地震調査委員会は地震活動が活発になったのとあわせて陸側と海側のプレート境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」が起きているとみられ、過去にこの地域で繰り返し確認されている現象だとしています。
過去の地震活動から考えると、今後、最大で震度5弱程度の強い揺れを伴う地震が起きる可能性があるとして注意を呼びかけています。