詐欺警戒情報(2/19)

千葉県警察本部のまとめによりますと、2月10日から16日までの1週間に県内で確認された特殊詐欺の被害は10件で、被害額は1550万円余りでした。
被害があった地域は船橋市と松戸市、市川市でそれぞれ2件、香取市と市原市、浦安市、八千代市でそれぞれ1件となっています。

1月中旬、市川市の70代の女性の自宅に市役所の職員を名乗る女から「介護保険料の還付金の申請書類を自宅に送りましたが、返信がないため連絡しました」と電話がありました。
女性が書類は届いていないと答えると、電話の女は「あなたの自宅近くに別件で職員がいるので直接書類を届けに行きます。手続きに必要なので銀行口座の暗証番号を教えてください」というのです。
女性は暗証番号が必要な理由を尋ねましたが「どうしても手続きに必要だ」と強く言われたため信じ込み、番号を伝えてしまいました。
続けて、市役所の職員を名乗る男が女性の自宅を訪れ、銀行口座のキャッシュカードを見て「古くて還付金の手続きができません。新しいものを郵送するのでこのカードは回収します」と言いました。
女性は男を職員と信じ込んでいたためキャッシュカードを渡してしまい、銀行口座から現金200万円を引き出され、だまし取られてしまいました。
詐欺グループは、市役所など公的な機関の職員を装い「医療費や保険料の過払い金を払い戻す」などとあなたを喜ばせて油断させます。
還付金の振り込み手続きなどのために「キャッシュカードを新しくする必要がある」と求めてくることがありますが、それはカードをだまし取るためのうそです。
お金に関する電話がかかってきたらまずは詐欺を疑い、警察や家族に相談するようにしてください。
詐欺警戒情報でした。