千葉市動物公園 自動運転の乗り物で園内周遊 実証実験

自動運転の乗り物で園内を周遊する、来園者向けの新たなサービスの実証実験が千葉市の動物園で行われています。

千葉市若葉区にある「千葉市動物公園」では、去年の秋から自動運転の1人乗りの乗り物で来園者が周遊する新しいサービスの実証実験が来月までの予定で行われています。
乗り物は、搭載するセンサーで人や障害物を検知して自動で止まったり、周辺環境を認識して安全なコースを選んだりしながら走行します。
あらかじめ決められた園内の一部エリアのルートを10分ほどかけて回り、キリンやシマウマなどを見ながら録音の解説を聞いて生態などを学ぶことができます。
去年12月からは担当者が同行しない遠隔監視による運行が始まり、実験を担う大手商社は多くの人が集まる場所での安全性を検証し、ほかのエリアも含めた本格的なサービスの展開につなげたいとしています。
「双日」の名倉洋上級主任は「動物園の周遊にロボットを導入することは世界的に見ても新しい。これまで事故なくできているので、さらにほかの施設などへの導入に向け取り組んでいきたい」と話していました。