東日本大震災の津波被災地でマラソン大会 千葉 旭市

13年前の東日本大震災の津波で大きな被害を受けた千葉県旭市で海岸線のコースを走るマラソン大会が開かれました。

千葉県旭市は東日本大震災で高さ7メートルを超える津波が押し寄せ、16人が犠牲となりました。
マラソン大会には震災からの復興や地域振興への願いが込められていて4日は小雨交じりの中、およそ2000人が健脚を競いました。
コースは特に被害が大きかった飯岡地区の海岸線が中心でランナーたちは震災後に作られた防潮堤や建て直された住宅などを眺めながら、マラソンを楽しんでいました。
コロナ禍で取りやめられていたゴール後のおもてなしも4年ぶりに復活し、特産のイチゴや、豚肉を使った豚汁などが参加者にふるまわれました。
銚子市から参加した50代の男性は「走り終えたあとの豚汁は最高です。海の近くや港などは新しくなっていて復興しているのかなと感じます」と話していました。
また、東京から訪れた男性は「このあたりには30年前からサーフィンをしに来ています。堤防ができたり、家がきれいになったりして復興しつつあると感じます」と話していました。