小学生がオンラインでチコちゃんと地球温暖化学ぶ 千葉 成田

子どももたちに地球温暖化の問題について考えてもらおうと、千葉県成田市の小学校でNHKの番組でおなじみの「チコちゃん」によるオンライン授業が行われました。

授業は、成田市の下総みどり学園や青森県や三重県の小学校と、東京のスタジオを結んで行われ、4年生と5年生のあわせて90人ほどが出席しました。
はじめにチコちゃんが「なんで二酸化炭素が増えると」温暖化になるの?」と疑問を投げかけ、専門家が、二酸化炭素などによって地球を暖める赤外線が宇宙へ逃げにくくなるという仕組みを解説しました。
続いて、「家の屋根に太陽光パネルをつける」とか、「近場への移動に車を使わない」といった行動のうちどれが温暖化対策の効果が大きいかを考えるグループワークが行われ、班ごとに話し合った結果を発表しました。
発表を受けて、環境分野の取材をしているNHKの記者が、対策によって効果には差があることや、個人の努力だけでは温暖化を防ぐことはできず、社会全体が変わる必要があると説明し、子どもたちは考えを深めていました。
出席した児童の1人は「このままでは気温が上がって地球に住めなくなるのではないかと思いました。自分は服を長く着たり、電球をLEDに換えたりして対策をしたいです」と話していました。
この授業は、今後も各地の小学校で行われる予定です。