千葉県 洪水対策で一時的に雨水ためる“田んぼダム”拡大へ

千葉県 洪水対策で一時的に雨水ためる“田んぼダム”拡大へ

千葉県は、去年9月の記録的な大雨で、川の氾濫が相次いだことを受けて、田んぼに一時的に雨水をためて洪水を防ぐ「田んぼダム」の拡大を後押しすることになり、新年度予算案に必要な経費を盛り込みました。

去年9月の記録的な大雨では、茂原市や大網白里市など、広い地域で川の氾濫や浸水の被害が起きました。
これを受けて千葉県は洪水対策を進めようと、川の上流にある田んぼに一時的に水をためて、川に流れ込む水の量を減らす「田んぼダム」の導入の拡大を後押しすることになりました。
たびたび氾濫を繰り返している一宮川の流域などにある14の市町村で、来年度から3年間にわたって、田んぼダムに必要な設備を農家が取り付ける際にかかる費用の一部を補助します。
千葉県はこのほか、児童相談所がリスクの高い事案に集中して対応するため、一部の業務を民間に委託する予算などを含め、一般会計の総額で2兆1000億円余りの新年度予算案をまとめ、2月に開会する県議会に提出することにしています。