千葉県 詐欺警戒情報(1月20日〜26日)

千葉県 詐欺警戒情報(1月20日〜26日)

千葉県警察本部のまとめによりますと、1月20日から26日までの1週間に、県内で確認された特殊詐欺の被害は9件で、被害額は1560万円余りでした。
被害が多かった地域は船橋市で3件、千葉市で2件などとなっています。

去年11月、南房総市に住む60代の女性が自宅でインターネットをしていたところ、画面に突然、ウイルスに感染したという表示が出るとともに、スピーカーから「データが消えるので再起動しないでください」という音声が流れました。
女性は驚き、画面に表示された番号に電話をしたところ、電話口の女が修理費用としてコンビニエンストアで電子マネーを購入して欲しいというのです。
データが消えると困ると思い、女性は、言われるがまま電子マネーを複数回購入してその番号を教えてしまい、合わせて25万円をだまし取られました。
警察によりますと、「ウイルスに感染した」などとパソコンにうその表示をさせ、ウイルスの除去費用として金をだまし取るのは「サポート詐欺」と呼ばれる特殊詐欺の手口の1つです。
パソコンを再起動したりブラウザーを閉じたりするのが有効な対策ですが、最近は手口が巧妙になり、再起動するとデータが消えるなどと、うそのメッセージが流れることもあります。
パソコンに突然、見たことがない画面が出たとしても、画面に表示された相手に連絡するのではなく、まずは家族や警察に相談するようにしてください。