災害時に外国人を支援するボランティア養成講座 千葉 東金

大規模な災害時に外国人の支援活動に携わってもらうボランティアを養成する講座が千葉県東金市で開かれました。

これは外国人が災害弱者にならないよう設置される「災害多言語支援センター」での活動を担ってもらおうと千葉県が開き、東金市内に住む20人ほどが参加しました。
まず講師となった多文化共生を推進するNPO法人の担当者が、対象となる外国人は留学生や観光客が想定され、求める情報もさまざまだなどと伝えていました。
このあと、参加者はグループに分かれ、訓練形式で支援の対応を検討しました。
大地震が発生し、市内8か所の避難所にあわせて50人以上の外国人が避難したことを想定し、ハザードマップに国籍別の人数や対応の言語を書き込んだり、やさしい日本語でライフラインや交通情報の案内を作成したりしました。
このあと参加者は市内に住む外国人と交流し、災害時の備えで困っていることがないかなどを聞き取っていました。
参加した男性は、「コミュニケーションをとるのが難しいですが、寄り添えるように心がけたい」と話していました。
NPO法人の担当者は「千葉県は外国人留学生などが多いので必要な情報を適切に提供する準備を進めておく必要がある」と話していました。