部活動で生徒にわいせつ行為など 千葉県教委 計9人懲戒処分

千葉県教育委員会は、県立高校の教諭が部活動で生徒の体を触るなどのわいせつな行為を繰り返したなどとして懲戒免職とするなど、あわせて9人の懲戒処分を発表しました。
今年度に出した懲戒処分はあわせて44件で過去20年間で最も多くなり、教育委員会は不祥事の根絶に取り組むとしています。

県の教育委員会は17日付けで3人の懲戒免職を含め、あわせて9人を懲戒処分にしたと発表しました。
このうち、県内の県立高校に勤めていた50代の男性教諭は、去年はじめから11月ごろまでの間、顧問をしていた部活動の女子生徒4人に対し、体を触るなどのわいせつな行為を少なくとも20回以上繰り返したとみられるということです。
関係者からの相談を受けて調査した結果、懲戒免職とし、教諭は聴き取りに対し、「体が接触した可能性はあるが、意図的ではない」と話しているということです。
県の教育委員会が今年度に出した懲戒処分はあわせて44件に上り、同じ方法で集計を始めた2004年以降で最も多くなりました。
千葉県教育委員会の井田忠裕教育次長は「信頼を大きく裏切ることとなり、誠に申し訳ない」としたうえで、各学校の校長がすべての教職員と個別に面談するなどして、不祥事の防止につなげるとしています。