千葉 市原 殺人事件から16年 遺族などが情報提供呼びかけ

千葉県市原市で不動産会社の経営者が殺害された事件から17日で16年となり、遺族や警察が現場近くでチラシを配るなどして情報提供を呼びかけました。

16年前の2008年1月17日、市原市姉崎の不動産会社の事務所で経営者の永野武さん(当時78)が刃物で刺されて殺害されました。
警察は殺人事件として捜査していますが、当時事務所にいたのは永野さんだけで目撃者がいないことなどから犯人の特定には至っていません。
17日朝は、事件から16年になるのにあわせて遺族や警察官が現場近くの駅の前でチラシを配って情報提供を呼びかけました。
永野さんの長女の曽根裕子さんは「これが最後になればいいなと思い配りました。皆さんの記憶から遠ざかっていくのではと思うと、続けないといけないと思います」と話していました。
また、市原警察署の砂田将貴刑事官は「少しでも情報提供を求めて、犯人の検挙につなげていきたい」と話していました。
警察によりますとこの事件では、当時現場近くで身長が1メートル60センチくらい、上下ともに黒色のトレーナーを着た30歳前後の男の不審者が目撃されているということです。
情報提供は市原警察署で受け付けていて、電話番号は0436−41−0110です。